「生きる意味って何?」と夜中にググってしまうあなたへ贈る、人生の目的の見つけ方

昨日、飼い犬が日向ぼっこをしながら3時間ぶっ続けで昼寝しているのを眺めていました。彼らはふと目を覚まして、自分の肉球を見つめながら「はて、我が犬生における生きる意味とは何だろうか?」なんて哲学的な悩みにふけったりはしません。起きて、あくびをして、おやつを食べて、また寝るだけです。

一方で、私たち人間という生き物はちょっと厄介な脳みそを持っていて、どうしても物事に「理由」や「意味」を求めてしまいます。息をしているだけでは満足できず、「なぜ自分はここにいるのか」を考えずにはいられないんですよね。

もしあなたが今、スマホの画面を見つめながら漠然としたモヤモヤを抱えているのなら、この記事はまさにあなたのためのものです。このブログでは、心理学や科学のちょっと面白いデータも交えながら、重苦しくなりがちな「生きる意味」や「人生の目的」というテーマを、肩の力を抜いて紐解いていきます。

読み終わる頃には、少しだけスキップして冷蔵庫に麦茶を取りに行きたくなるような、そんな軽やかな気持ちになれるはずですよ。

目次

目次

  1. 夜中の2時、エクセルのマス目に囚われた私(架空の体験談)
  2. キーワード大集合!「生きる意味」と「人生の目的」の違い
  3. 【図解】あなたの「生きがい」はどこにある?
  4. 心理学と科学が証明する「目的」のすごいパワー
  5. 今すぐできる!日常に「意味」をまぶす3つのステップ
  6. 明日からのあなたへ:意味なんて後付けでいいじゃないか

夜中の2時、エクセルのマス目に囚われた私(架空の体験談)

これは、都内のIT企業で働く28歳・中堅社員の「私」のお話です。

ある木曜日の深夜2時。私は自室の薄暗い部屋で、ノートパソコンの青白い光に顔を照らされながら、ひたすらエクセルのセルに数字を打ち込んでいました。明日の朝イチで提出しなければならない売上データの集計です。

「コピペ、エンター。コピペ、エンター……」

無限に続くかと思われる無機質な作業を繰り返しているうち、ゲシュタルト崩壊を起こしたのか、エクセルの小さなマス目が、まるで自分を閉じ込める小さな牢屋のように見えてきました。エクセルのマス目を見つめすぎると、人生そのものがスプレッドシートに支配されているような錯覚に陥りますよね(笑)。

その時、ふと手が止まりました。
「私、この数字を揃えるために生まれてきたんだっけ?」

気がつけば、提出用のファイルはそっちのけで、スマホの検索窓にこう打ち込んでいました。
『生きる意味』『人生の目的』『仕事 やりがいない』『20代後半焦り』

次々と表示される検索結果には、「夢を持て」「好きなことを仕事にしよう」「世界を変えるビジョンを」といった眩しすぎる言葉たちが並んでいます。それを見て、私はさらに落ち込みました。世界を変えるどころか、明日の朝食のパンに塗るジャムの味すら決められないのに。

誰もが一度は経験する、この「深夜の虚無感」。私たちは、日々の忙しさに追われているときは平気なのですが、ふと立ち止まった瞬間に、自分の存在に対する巨大なクエスチョンマークに飲み込まれそうになります。でも、安心してください。あなたが抱えるそのモヤモヤは、決してあなただけのものではないのです。

キーワード大集合!「生きる意味」と「人生の目的」の違い

ここで少し、言葉の整理をしてみましょう。
よく混同されがちですが、実は「生きる意味」と「人生の目的」は似て非なるものです。この2つをごちゃ混ぜにしてしまうと、脳内がショートして「うわぁぁぁ!」と叫びながら布団を被ることになります。

**「生きる意味」とは、過去から現在にかけての【解釈】**です。
例えば、朝淹れたコーヒーがとびきり美味しかったとき、友人とくだらない冗談で腹がよじれるほど笑ったとき。「あぁ、生きててよかったな」と感じる瞬間そのものが、生きる意味になります。これは非常に主観的で、今この瞬間に味わう感情(=幸福感や自己肯定感)に直結しています。

**「人生の目的」とは、現在から未来に向かうための【方向性】**です。
「将来は海外で暮らしたい」「自分のデザインでお客さんを喜ばせたい」「子どもを立派に育て上げたい」など、未来に向かって進むためのコンパスのような役割を果たします。これが明確だと、毎日の生きがいや仕事のやりがいが生まれやすくなります。

つまり、生きる意味(今ここにある充実感)を味わいながら、人生の目的(未来へのワクワクする方向)に向かって歩いていくのが、最強のコンボだと言えます。

ちなみに、この2つを無理やり一晩で見つけようとすると、知恵熱を出して翌日会社を休むハメになるので気をつけてくださいね(笑)。

【図解】あなたの「生きがい」はどこにある?

日本には古くから「生きがい(Ikigai)」という素晴らしい概念があります。実はこれ、近年海外でも「長寿と幸福の秘訣」として大ブームになっているのをご存知ですか?

海外でよく紹介される「生きがい」の概念は、4つの要素の重なり合いとして説明されます。言葉で説明するより見たほうが早いので、簡単な図解にしてみました。

          【図解:生きがい(IKIGAI)の4つの輪】

[あなたが大好きなこと]
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[世界が求めていること] ── (生きがい) ── [あなたが得意なこと]
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[収入を得られること]

※この4つの円がすべて重なる「ど真ん中」が、究極の生きがいです。

いかがでしょう?
「好きなこと」「得意なこと」「社会から求められていること」「お金になること」。この4つが重なるポイントを見つけられたら、それは確かに素晴らしい人生の目的になります。

ただ、日本の本来の「生きがい」は、もっとささやかなものだとも言われています。「美味しいお茶を淹れること」や「盆栽の世話をすること」など、必ずしもお金や社会貢献に直結しなくても、日常の中に散りばめられた小さな喜びに価値を見出すのが、日本古来の「生きがい」の美しいところです。

ですから、「4つの輪なんて重ならないよ!」と焦らなくても大丈夫。まずは「大好きなこと」の輪っかの中で、ただゴロゴロするだけでも立派な第一歩です。

心理学と科学が証明する「目的」のすごいパワー

「生きる意味とか目的とか、そんなフワフワしたもの、本当に必要なの?」と疑い深いあなたに、ここで少し科学的・心理学的なエビデンスをご紹介しましょう。

フランクルの「ロゴセラピー」:意味は向こうからやってくる

オーストリアの精神科医であり、過酷な強制収容所を生き抜いたヴィクトール・フランクルという偉人がいます。彼は『夜と霧』という世界的ベストセラーの中で、こう語っています。

「人間が人生の意味は何かと問う前に、人生のほうが人間に問いを投げかけているのだ」

ちょっと哲学チックですね。かみ砕いて言うと、「生きる意味って何?」と頭を抱えて悩むのではなく、目の前にある仕事、助けを求めている人、あるいは愛する家族に対して「自分がどう応えていくか」という行動の中にこそ、生きる意味が宿るという考え方です。これを「ロゴセラピー(意味への意志を重視する心理療法)」と呼びます。

目的があると「心臓」が強くなる!?

さらに驚くべきことに、人生の目的を持つことは、比喩ではなく物理的に健康に良いことがわかっています。

2016年に発表された大規模なメタアナリシス(複数の研究結果をまとめた信頼性の高い研究)によると、「人生の目的(Purpose in life)」を強く持っている人は、そうでない人に比べて、あらゆる原因による死亡リスクがなんと約17%も低下し、心血管疾患(心臓病など)のリスクも同程度に低下することがわかりました。

つまり、生きがいや目的を持つことは、天然のサプリメントのようなものなのです。無理にマラソンを始めて膝を痛めるくらいなら、まずは「週末に美味しいカレーを作る」という目的を持ったほうが、心臓には優しいかもしれません(笑)。

今すぐできる!日常に「意味」をまぶす3つのステップ

理屈はわかった。でも、結局明日からどうすればいいの?という方のために、超実践的な3つのステップをご用意しました。今日からすぐに試せるものばかりです。

ステップ1:目標のハードルを「地下1階」まで下げる

「人生の目的」というと、地球環境を救うとか、起業して大金持ちになるとか、壮大なものを想像しがちです。まずはそのハードルを、地下1階レベルまで下げましょう。
「お気に入りの観葉植物を枯らさないように育てる」「毎朝、誰よりも気持ちいい挨拶をする」「美味しいコーヒーの淹れ方を極める」。これで十分です。小さな目的に丁寧に向き合うことで、日々の生活に確かな「意味」が生まれます。

ステップ2:自分へのベクトルを「他者」へ向けてみる

深夜にモヤモヤするとき、私たちはだいたい「自分が」どうしたいか、「自分が」どう見られているかという、自分中心のベクトルに囚われています。
これをほんの少しだけ、「あの人を笑顔にするにはどうすればいいか?」に変えてみてください。コンビニの店員さんに「ありがとう」と伝えてみる。同僚の仕事を少し手伝ってみる。誰かのために動いた瞬間、不思議なほど「自分の存在意義」を実感できるはずです。

ステップ3:意味不明な好奇心に従う

「なぜか昔から仏像を見るのが好き」「休日に無心でキャベツの千切りをするのが楽しい」。そんな、他人から見たら意味不明な好奇心こそ、あなただけの生きがいへの入り口です。
「これがお金になるか?」「キャリアに役立つか?」という打算は一旦ゴミ箱に捨てて、ただ純粋に惹かれるものに時間を割いてみましょう。その無駄な時間の中に、人生の真の豊かさが隠れています。

明日からのあなたへ:意味なんて後付けでいいじゃないか

夜中に「生きる意味」を検索してしまうのは、あなたが自分の人生に対して真摯に向き合おうとしている証拠です。どうでもいいと思っている人は、悩みすらしないのですから。

人生の目的や意味なんて、立派なパッケージに入って空から降ってくるものではありません。日々の生活の中で、泣いたり笑ったり、時にはエクセルの前で絶望したりしながら、あとから振り返ったときに「あぁ、あれが私の生きる意味だったのかもしれないな」と気づく程度のものなのです。

焦らなくて大丈夫。

まずは画面から目を離して、大きく深呼吸をひとつ。そして、キッチンに向かってコップ一杯の水を飲みましょう。美味しい水を飲んで、「あー、美味しい」と感じること。本日の「生きる意味」のタスクは、それで完了です。

明日もまた、あなたらしいペースで、小さな意味を拾い集めながら歩いていきましょう。

メタデータ

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「生きる意味とは?」人生の目的が見つからないあなたに贈る処方箋
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夜中に「生きる意味」や「人生の目的」を検索してモヤモヤしていませんか?生きがいの見つけ方や、目的を持つことの科学的なメリット、今すぐ日常を変える3つのステップを分かりやすく解説します。

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